アウトプットの参考書

さて、大学受験において英語の長文読解は、演習も重要です。長文読解は、知識だけを兼ね備えても成果にあまり繋がりません。問題演習を繰り返して、徐々に実力が身についてくるのです。インプットの参考書で学習した、段階ごとの長文読解の知識が本当に身についているかを確認する意味もあります。ここではひたすら演習を繰り返すための、実践用の参考書についてお話しします。

〇アウトプット(演習用)の参考書の選び方
 英語の長文読解の演習用の参考書の選び方にも、コツがあります。それは、アウトプットの参考書と連動させることです。例えば、現時点で公立・私立高校レベルの実力がある場合は、500語前後の長文問題を扱っているものを選ぶと良いでしょう。
また、出題形式や解答のページも必ず見ることも大切です。参考書によっては、解説が親切でないものもあります。正解の解説ばかりに目が行きがちですが、正しくない解答の解説と、その理由が詳しく書かれているものを選びます。

〇問題演習量がものを言う
 知識を身につけたままでは、長文読解を味方にすることはできません。実力を確かなものにするには、問題演習を多く行うことが不可欠です。野球をイメージしてみてください。
バットを振る練習、走る練習、投げる練習を積み重ねれば、確かに実力はつきます。しかしながら、試合を経験しなければ、持っている能力をここぞというときに引き出せません。試合に出てみて、そこで初めて自分の弱点に気付くこともあるのです。長文読解も同様です。知識をたくさん持ち合わせても、いざ問題を見たときに、瞬時に引き出せなければ意味がないのです。あらゆる問題に対する処理能力を鍛えるためにも、多様な出題形式の問題を解きましょう。記号選択だけでなく、和文英訳や英文和訳、指示語を日本語で答える問題など、たくさんの問題に触れておくことが大切です。

○長文に題名が書かれていないものを選ぶ
 入試本番で出題される長文読解に、題名がついているものはほとんどありません。大学受験の長文読解では、パラグラフの中から情報を整理して、文章の内容を把握する力が要求されます。読む前から何の話なのかが分かってしまえば、推測する力が育ちません。

〇解答を丸呑みしない
 英語の長文読解の演習で大事なことがあります。特に、演習用の参考書では内容を完璧にする必要が無いことを心得てください。参考書1冊を丸々暗記すれば入試は大丈夫!というのは、よく聞く話です。しかし、それは単語帳や文法書などの、インプットの参考書にのみ当てはまることです。長文読解の演習用の参考書は、何度も解き直して満点取れるようになるのを目指す必要は全くありません。単語や構文は、入試で全く同じものが問われますが、長文読解に関しては、同じものが出題されることはまずありません。あくまでも、出題形式に慣れるための練習という位置づけです。間違えたら解答は必ず見直すことはもちろんですが、正しい答をただ頭に詰め込むのは控えましょう。

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